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ヤギあれこれ ヤギコレクション
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今日は三沢区の区民農園で飼っている二匹のヤギを紹介します。
名前はミサとサワ。
三沢の子供たちが、「三沢」の地名にちなんで名づけてくれました。
 
062b9a3b.jpgヤギも人間と同じように個性があるんですよ。
二匹のヤギは同じ種類ですが、性格はまるっきり違うんです。
 
ミサちゃんはクールビューティ。
ヤギなのに、知的な顔立ちで、やることもなかなか賢いんです。
高貴なお方なので、なかなか近寄らせてはくれません。
一方…
サワちゃんはというと、おちゃめで、人懐っこい、かわいい女の子。
人が大好きで、みんなになでてもらって喜んでいます。
でも、もっと好きなのはえさを食べること♪
 
サワちゃんはとにかく食べるのが好きです。おまけに食べるスピードが速い!?
大人なミサちゃんはゆっくり味わって食べます。
だけど、二人の食べる量はだいたい同じなのは、ミサちゃんの方が力を持っているから。サワちゃんが調子に乗ってバクバク食べていると、ミサちゃんが体当たりでサワちゃんをどかします。
そんな感じで二人のバランスは保たれています。
 
ineba3
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 もう10年も前のことになるが、ニュージーランドの学校で3学期間(1年4学期制)お世話になった。お邪魔していた学校は市街地から30kmほど離れた郊外の酪農地帯に位置していた。下は5才から上は18才まで、約250名の生徒がいた。日本のようにそろっていっせいに「4月に入学」ではなく、5才のお誕生日から学校生活が始まる。最低学年の教室に行くとある日突然ニューフェースが増えていることが度々あった。
 学校ではイベントも多く、ドレスアップデー(仮装大会)、クロスカントリー(スポーツ記録会)、カーフクラブなどお楽しみ日が目白押しだった。中でも特に印象深いのはカーフクラブだ。Calf Club Day、直訳だと子牛同好会の日とでもなるのだろうか。Agriculture Dayという農業週間のイベントの一環のようだ。
 生徒たちはカーフクラブに向けて、絵を描いたり、工作・手芸をしたり、クッキーやケーキを焼きデコレーションしたりと、授業もカーフクラブ一色となった。生徒のどの顔も嬉々としてまぶしかった。
 カーフクラブ当日、皆の丹精込めた作品は講堂、教室に展示され、優秀賞などが選ばれる。校庭では乳搾り体験コーナーも設けられ、わいわいとお祭りムードも最高潮だ。
 さて、そして、いよいよメインイベント、ペットの品評会。驚くなかれ、生徒たちの連れてきているペットといえば、子牛、子羊、子山羊・・・。主に農場の子どもたちではあるが、その年に生まれた家畜の中から1頭を選び、自分が専属の世話係となり手塩にかけて面倒をみているという。
 広い校庭に子供たちに連れられた子牛、子羊、子山羊が何十頭もそろっている様子は圧巻だった。子牛はすでに子供たちより大きく、どちらが連れているのだか、と、ほほえましい光景である。
 動物たちの毛並みや体格も審査の対象ではあるが、子供たちのリーディングも採点されるので、やんちゃな子供たちのいつになく真剣な顔つきでリードを取る様子に声援を送らずにはいられない。

 ホームステイ先の当時7才のクリスがカーフクラブの品評会へ出すために山羊の赤ちゃんを世話をすることになった。彼にgoatは日本語で何と言うのか聞かれたので、ヤギだと教えた。即刻、白い巻き毛のとてもかわいい赤ちゃん山羊はYAGIと名づけられた。
 山羊に向かって「ヤギ」と呼ぶのは、私にはなんとなくこそばゆく違和感があったが、クリスはとても気に入っていたようだった。
 足元もまだおぼつかない赤ちゃんだったYAGIも今では立派なヒゲをたくわえているだろうか。元気にしているかな。
[はすみん]
mono74.gif ヤギ、と聞いて私が思い浮かべるのは、日本の農村のヤギではなく、学生の時より何度も訪問しているバングラデシュのヤギである。ヤギは、村のあちこちにいて、ころころした糞をあちこちにまき散らしながら歩いている。小さい子らが、ヤギの首に紐を付けて、家の外に草を食べさせに行く姿にも、よく出会ったものだった。
 バングラデシュの在来のヤギは小さい。ヤギの乳を飲む習慣はあまり無い代わりに、ヤギの肉、とくに去勢したオスのヤギ肉は、脂身が多くて、美味とされている。私にとっては、脂っこすぎてどうも苦手だったが、日頃、米と野菜中心の食生活を送っている村の人たちにとっては、たまに食べる脂っこい動物性の食べ物は、嬉しいごちそうに違いない。魚にしても、大変油が乗っているイリシュという魚が最も好まれているのも同様な理由だろう。
 しかし、村では、そうそうヤギを潰して肉を食べることはしない。婚礼などのイベントや犠牲祭のときくらいだろう。犠牲祭のときは、肉の値段も高くなるので、このときに売れると儲かる。
 村の人にとっては、ヤギは、増やして売るもの、という印象がある。また、ヤギは、牛ほどに高価でもないので、子供らや女性などが、自分の小遣い稼ぎで育てたりもしている。文字通り、"ライブストック(生きた資産)"というところだろう。
[よっち]
 『三丁目の夕日』という映画がヒットしたらしい。映画に描かれているのは、高度経済成長に沸く東京下町の、昭和30年代の暮らしだ。その映画の中にこんなシーンがある。

 ― 当時の三種の神器のひとつである電気冷蔵庫が主人公の家にもやってきて、それまで使われていた氷冷式の銅製の冷蔵庫がお役御免となった。軒下に捨て置かれた冷蔵庫を見ながら、「ここもかぁ」(←かってな解釈)という表情をした氷屋が、主人公の家の前を黙って通り過ぎて行く・・・ ―

 私が子どもの頃、この映画に出てきた銅製の冷蔵庫とそっくりの、業務用の大きな冷蔵庫が我が家にあった。冷蔵庫の下段には四角い大きな氷の塊が入っていて、氷は、氷屋さんが、家の前まで売りに来ていた。我が家はかなり田舎にあったので、氷屋は、後に自動車で来ていたと思うけど、映画で見た「氷~」という張り声を妙に懐かしく感じるので、自動車になる前はリヤカーで売りに来ていたように思う。大きな直方体の氷を荷台から引き出すと、目の前で求めるサイズに鋸を挽いて裁断してくれた。氷を裁断するときのシャリッ、シャリッという、なんともいえない音が好きだった。
 さて、その銅製の冷蔵庫の上段に、毎朝ぽつんと、1本のカルピスのビンが入っていた。当時、カルピスは、世間では洗練されたオシャレな飲み物というポジションにあった。ところが、我が家の冷蔵庫に鎮座するカルピスは、新聞紙か広告の紙でいい加減に蓋がしてあって、TVコマーシャルで見る、さわやかな"ハレ"の感じはどこにもなく、ビンを繰り返し使用していることがひと目でわかるような生活感漂うカルピスだった。母は、毎朝、このビンを手に取ると、「ほら、カルピスだよ」と言って私に飲ませた。私はというと、あのカルピスが毎日飲めるのだからと、せっせと無理をしても飲んだものだ。けれど、毎朝飲むカルピスは、私の期待する、ハイカラな、近代の味がしなかった。TVで見るカルピスから想像する味とはどうしても思えないような、独特の臭いと味がした。そのギャップに、なんだかおかしいなぁと思っていたものだが、それもそのはず、私が飲んでいたのは、カルピスではなく、「カルピス」と母が命名したヤギ乳だったのだ。
2goat_2l.gif 随分後に知ったことだが、当時、私は小児喘息だったから、母は私の身体のために、近所の家からヤギ乳をわざわざ購入して飲ませていたらしい。そのカルピスという名のヤギ乳は、牛乳の宅配の登場と入れ替わりに、我が家から姿を消した。ちょうど、氷冷式の銅製冷蔵庫が業務用の大型電気冷蔵庫に入れ替わったように。
 これが、私の、♪~カルピスはママの味~♪~の思い出である。
 大人になって、知人の農家で飼われているシロちゃんが出すヤギ乳を飲んだ。あの独特の青臭さはあるものの、そう強くもなく、実に飲みやすいヤギ乳だった。一言でいうと、「おいしかった」のだ。餌や環境が家畜の身体にどれほど影響するのか、子どもの頃に飲んだヤギ乳とシロちゃんの乳が教えてくれたように思う。ヤギ乳に感謝。
[もろきょう]
yagi.jpg 18歳で後にした故郷の岡谷に51歳で戻ってきた。33年ぶりの田舎暮らしである。
 実家の上隣が田んぼとして残っていて、小学校の同級生が親から引き継いで田んぼを作っている。お互いすっかりいいオジサンになったなあ、などと感慨にふけりながら、畦道に立って帰郷の挨拶をした。
 挨拶の最後に、「山羊を飼いたいと思っている」と話すと、えっと驚くような表情に続いて、うれしそうな笑顔が返ってきた。彼の家では昔、山羊だけでなく緬羊も飼っていて、山羊の食べ残した草を羊が食べた、という話をしてくれた。
 会う人会う人に、山羊の話をすると、みな同じような反応をみせる。母もそうだったし、父もそうだ。みんなの反応から、山羊は多くの人に愛されていたのだ、ということを実感した。岡谷では姿を消して久しいが、昔は多くの農家で山羊を飼っていた。私の生家にも狭い庭の一画に山羊小屋があった。山羊乳は嫌いだったが、私も山羊は好きだった。
 四畳半の部屋で都会暮らしを始めた私が、密かに憧れていたのは、山羊を一匹飼えるような緑の空間に囲まれた暮らしだった。若かりし日にそんな夢を持っていたことも忘れかけた頃、田舎暮らしが現実となった。山羊を飼ってみたい。
 昨年大病をわずらい、まだ気力も体力も元に戻っていない母だが、山羊の話になると、前向きだ。山羊の好む草や毒となる草の名前を次々に思い出し、餌の土手草刈りに遠くの畑まで行った苦労、長い冬場の餌となる干草の作り方、山羊のかかりやすい腰抜け病のことなど、山羊を飼うのは本当に大変だ、といいながら、どこに行ったら山羊が手に入るのだろう、と入手先の心配をしている。
 山羊を飼おう。まだ何も具体的な手立てはたっていないが、私ひとりでは無理でも、みんなの力を借りれば飼えるような気がしてきた。山羊は記憶の中でまだみんなに愛され続けている。
[かたやん]
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よこ目くらぶ

「山羊を飼いたいと思っている」
きっかけはそのかたやんの一言。皆がひざを乗り出し、ひとしきりヤギ話で盛り上がり、いつしかヤギは農人研(のうひとけん)センターのアイドルに。そして、ヤギのよこ目はシンボルに。

ヤギのこと、あれこれ集めていきたいと思います。
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メール:nouhito@rircl.jp
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